僕のやってみたい世界一周〜「ウラ」という日常の世界を眺める〜世界一周ゼミ10期生 花澤圭一郎

この記事は、旅大学の人気講義の1つである「世界一周ゼミ」の参加者が、終わったあとの感想を共有するレポート記事です。「世界一周ゼミ」では自分らしい世界一周についてや今後の人生について考えます。毎期20〜30名程。ぜひ、世界一周へ行きたいと思っている参加者の夢をご覧ください。

 

初めまして!花澤圭一郎といいます。
21歳大学生で一人暮らしをしつつ、大学の長期休暇の旅に海外に行くことを繰り返して3年弱が経とうとしています。毎日楽しいです。

僕が2年前、旅行で初めて行った海外の国はイタリアでした。以来、イタリアが好きになって渡航国数が30を超えた今でもイタリアが一番好きです。初めて行ったのがイタリアだったからこそ旅に惹かれている今の自分があるのかもしれません。


 

「ヴェネツィア」と聞いて、何を連想するでしょうか。


美しい運河、可愛い街並み。ポケモンが好きな方は真っ先に映画が思い浮かぶかもしれません。人によって旅先へのイメージ、感じ方はたくさんあって然り、とってもいいことだと思います。僕のヴェネツィアのイメージは一人の「ゴンドリエーレのおじさん」です。ゴンドリエーレとはヴェネツィアの運河に無数に存在するゴンドラの漕ぎ手のことです。ヴェネツィアに住む誰もが憧れる、伝統的な職業です。

僕がゴンドラに乗ったとき、そのおじさんは僕に自分の家族のこと、この仕事のこと、イタリアってこんなにすごいんだぜ!ってことをたくさん話してくれました。一人のいわば「職人」の人生と彼が生きた街の話を聞いて、形容しがたい何かに入り込めたような不思議な感覚になりました。きっとそれは彼らが生きる世界であって、彼らのヴェネツィア。彼との時間を独占し、そこに少し踏み込めたという経験はもっとこの国について知りたいと私が思う一つのきっかけになっています。
 

旅先でのたくさんの出会いはそれ自身が旅を作り上げるものとして自分の経験の中に刻まれます。いわば、旅は「出会い」の集合体であり、その連続です。でも、ほんとはたくさんの出会いがあるはずなのに、今旅を振り返ると会ったことを明確に覚えている人なんてほんのわずか。無意識に過ぎてしまう旅先における数々の出会いにもっと焦点を当てた旅ができたらいいな、旅先の僕はそんなことを考えながらカメラ片手に街歩きをしています。
 

-どんな世界一周をする予定ですか?



どんな風景にも「オモテ」と「ウラ」があると僕は思っています。普段旅をしているとオモテの世界に目が行きがちです、というより、この世界は何もしなくても見えてくるものだと思います。それは例えば、どこかの絶景であったり、綺麗な街並みであったり、私たちが普段SNSなどで発信したいと思う世界(画(え))のことです。

しかし、そこには必ずウラの世界も同時に存在しています。ウユニの街で生きる人たち、サントリーニ島の路地裏で子育てをする母猫、そんな、ちょっとこっちが頑張らなきゃ見えてこない「日常の世界」にも注目しながら、それを写真として切り取る、そんな世界一周がしたいと考えています。僕がイタリアに惹かれたのは美しい街並みのような目に見えるものではありません。特に「出会い」にフォーカスして、目に見えない、人それぞれ感じ方が異なる魅力を、写真を通して伝えていきたいです。

 

-世界一周ゼミに参加してみての感想は



このゼミでも本当にたくさんの「心から旅がスキな人」に出会いました。ひとえに世界一周と言っても、旅人によって行きたい場所、見たいものは違って、テーマにしたいことも十人十色で、僕とは違った世界の見方、旅に対する考え方を与えてくれた貴重な機会になりました。

 

(プロフィール詳細)
花澤圭一郎(はなざわ けいいちろう)

21歳大学生。大学生初めての夏休みにイタリアとフランスに一人旅。そこから旅に惹かれる。様々な国を旅している中で「ことばはあらゆるものを繋ぐ」ことに気がつく。それは人と人であったり、文化と文化であったり。そこから言語にひたすら関心が向き、大学では言語学を勉強している。いろんな言語を勉強したり、海外文学(主に短編小説)を読んだりするのが好き。旅のスタンスは、「こっちから向こうの世界にちょっと入り込んでみる」。その架け橋となるのがことば。
https://www.instagram.com/verobellobuono/