「昨日の夢は今日の希望、明日の現実」ぼくらが宇宙を旅する時代

9月4日(日)にTABIPPOのオフィスで開催された旅大学。

登壇者に株式会社インフォステラ取締役である石亀一郎さんを迎え、モデレーターを前田塁が務めました。

 

アメリカのアポロ11号の宇宙船が人類初の月面着陸を果たしてから、半世紀近く。テクノロジーの進化はまさに日進月歩で、宇宙旅行は私たちにとって夢のまた夢ではなくなろうとしています。

 

尽きることのない宇宙への憧憬をこの2人が心ゆくまで語り合いました。
さぁ、そろそろ宇宙の話をしませんか?

 

▽今回の講師のプロフィール

2012年国内初宇宙ビジネスメディア astropreneur.net を開設。年間100本以上の記事を公開、他にイベントの主催、登壇、NHKの取材協力等の活動を実施。2013年アニメグッズ特化のフリマアプリを運営するセブンバイツ株式会社に入社。2015年同社執行役員COOに就任。同年末にサービスを事業譲渡し退職。2016年1月、友人2名と人工衛星と地上の通信を担うアンテナネットワークの構築を目的として株式会社インフォステラを共同創業、取締役COOに就任。

モデレーター:

1987年生まれ/元株式会社オプト勤務/TABIPPO創業メンバー。慶応大学在籍中にNYへ交換留学。「慶応生ルイスの留学×流学」はブログランキング上位の人気ブログに。約10ヶ月の留学中にボストンキャリアフォーラムにて就活も終わらせ、その後世界一周の旅へ出発。帰国後に世界一周団体TABIPPOを立ち上げる。2014年5月にはアポロシアターのアマチュアナイトで優勝したダンスユニット「NUMBERS」とともに、世界中からダンス映像を配信する世界二周の旅へ。tabippo.netのメディア編集長を務める。TABIPPOの中で一番の宇宙好き。高校時代は、宇宙飛行士を目指していた。

 

初めに:ぼくがはじめて宇宙に出会ったとき

「宇宙は生きているんだと感じました」

それまでは普通の宇宙少年であった石亀さんですが、本格的に宇宙の虜となったのは2003年小学5年生の「21世紀火星大接近」の年でした。

 

21世紀火星大接近

21世紀で最も火星が地球に大接近したこの年、天体望遠鏡を両親に買ってもらい、石亀さんと宇宙との出会いが始まります。

買ってもらったばかりの望遠鏡を覗き、その時を今か今かと待ちわびていました。

「それまではただの赤い点だった火星が、最接近の日にはっきりと望遠鏡で確認できたんです。まさにセンセーショナルな出来事でした」と石亀さんは当時を振り返ります。

広大な宇宙のその一端を目撃し、石亀さんはどんどんとその魅力にはまってゆきます。

 

宇宙系WEBメディアの立ち上げ、そして起業

高校大学とその宇宙熱は冷めることを知らず、大学1年生で宇宙ビジネスに特化したWEBメディアを立ち上げます。その後大学を中退、今年の1月に友人と立ち上げた会社インフォステラの取締役となります。

 

起業のきっかけは国際宇宙ステーションへドッキングさせるロケットの打ち上げを、10年で実現させた民間ベンチャーに触発されたからだそうで、「自分もできるのではないか」と思ったからだと言います。

 

「勘違いをして..」と語る無類の宇宙好きは、どこか無限の可能性をも味方につけてしまうように見えました。

 

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あなたにとって宇宙のイメージは?

「イベントの最後のワークショップで、みなさんに宇宙旅行を考えてもらいます。まずはみんながどこまで宇宙について興味を持っているか知りたい」

そう話すTABIPPOの前田塁も、高校時代まで理系を専攻し本格的に宇宙飛行士を目指していたと言います。

 

会場でアンケートをとると、望遠鏡を持っていないまでも先日打ち上げに失敗した「SPACE X」の存在を知っているという人が多くいました。参加者もそれぞれ何かしらの宇宙への興味を持っている方たちのようです。

「宇宙への価値を見出さないとお金を払えない。そこで宇宙へのフックとなることを僕なりに4種類に分けてみました」石亀さんは宇宙への入り口を次のように分類します。

①    アニメや映画
②    景色(夜空)
③    宇宙開発への憧れ
④    未知への興味

アンケートを取ると会場は②や④が多く、旅好き・好奇心がある方が多い結果になりました。「こういったことをきっかけに、もっと宇宙を身近に感じてほしい」石亀さんはそう話しています。

 

宇宙に行くとどうなるの?

国際宇宙ステーションは地球の軌道を1日で16周するといわれています。そのため機内では16回も朝と晩が繰り返されています。寒暖差も激しく朝は120℃、夜はマイナス150℃になるそうです。また地球上よりも放射線量が多いため、それらを加味し宇宙服は作られていると言います。

 

宇宙には重力がないため、ワイングラスからワインが飲めなかったり、血が巡らずにムーンフェイス(顔の膨張)になると言われています。

気になる食事ですが、最近では宇宙食も機内食レベルまで味が美味しくなっていると言われています。

そして何と言っても宇宙から眺める地球は圧巻。ISS国際宇宙ステーションの窓からは海の青と森の緑、砂漠の茶色など色鮮やかな景色を眺められるそうです。

また電子機器は電波をアメリカ国防総省が保有する中継衛星から借りるため、通信制限がかなり厳しくなっていると言います。そのため宇宙飛行士もSNSをアップするのに四苦八苦しているとか。

 

気になる宇宙旅行の値段は?

現在の宇宙旅行をいくらと予想するか、

①約3,000万円
②約3億円
③約30億円
④約300億円

 

答えは..
①と③です。

というのも宇宙旅行には2種類あり、それにより内容が異なり、値段が変わってくるそうです。それではどのような種類の宇宙旅行があるのでしょうか。

 

サブオービタル宇宙旅行(旅費3,000万円)

サブオービタル宇宙旅行とは、宇宙船で地上から100kmほどの宇宙空間へ向かい、5分ほどの滞在を楽しむ宇宙旅行のことを言います。

 

観光の要素が強いため商業的宇宙旅行とも言われています。宇宙にいる時間が大変短いため、トータル数時間ほどの宇宙旅行です。

この宇宙旅行はヴァージンアトランティック社が催行しており、日本ではクラブツーリズムにて代行販売がされています。

またAmazonのジェフ・ベゾスがつくった航空宇宙企業の「ブルーオリジン」も、宇宙への無人飛行を成功させています。

 

ベゾスに代表されるように、近年さまざまな起業家が自身の宇宙への夢を実現させています。

 

オービタル旅行(旅費30億円)

サブオービタルに対して、滞在が長めのオービタル旅行があります。ロシア製の宇宙船であるソユーズのロケットを民間企業であるスペースアドベンチャーズ社が買い、国際ステーションで1週間滞在ができるという宇宙旅行を実現させました。

 

実は既に7名送客の経験があり、うち1人はリピーターだと言います。日本からも今後1名が参加をするということで、同乗者にはアメリカの歌手のサラ・ブライトマンがいるというから驚きです。

また他の民間企業も宇宙ホテルの開発を進めており、宇宙ステーションへのドッキング、有人環境での試験も終わっているということ。宇宙旅行がいよいよ身近になっているのも頷けます。

 

サブオービタルとオービタル旅行。あなたはどちらに興味がありますか?

 

▽ワークショップ:宇宙旅行を考えよう!

ワークショップでは参加者全員それぞれが実現したい宇宙旅行を考えました。

 

「地球と宇宙からオーロラを見るサブオービタル旅行、予算は500万円。」
「宇宙から眺める世界遺産」や「年末年始を宇宙で過ごす」など思い思いのツアーが発表され、会場は盛り上がりました。

宇宙旅行の参加者が増えれば、価格は下がると石亀さんは言います。現在700機ほどの宇宙船が地球の軌道を周回しているそうですが、年々その割合も民間企業が増えてきているそうです。

需要が増え、1機あたりのコストが下がる。オービタル旅行は今後30年以内に3億円を切るのではないか。またサブオービタル旅行も500〜600万円くらいになるのでは、と石亀さんは話してくれました。

 

今や宇宙滞在を夢見ることは、夢ではないのかもしれません。

 

宇宙から地球からを眺め、問題を解決する

「宇宙ビジネスにこそ未来はある」と石亀さんは言います。

今までは宇宙開発は国家プロジェクトから脱却できず、半世紀近くの間、月以降は未踏の地となったままでした。

 

しかし現在はさまざまな民間企業がその可能性と人類の夢に投資し、より私たちにも身近なものとなってきています。車の交通量を予測したり、農業の収穫時期を算出するなど、多種多様なビジネスが生まれていると石亀さんは言います。

とどまることを知らないテクノロジーの進化は、私たちに一体何をもたらしてくれるのでしょうか。宇宙から地球を眺めることで人は何か変わるのか。国際情勢が不安定な昨今において、紛争解決の糸口となるのか。

 

生きている間に宇宙旅行が一般となった世界を、恐れ多くも見てみたいものです。

 

▽今回記事を書いたのは・・・

20歳の時に東南アジアをバックパック1つで周り、旅の魅力を知りました。 大学卒業後、約4年間の旅行会社勤務を経て、現在はライターやイベント制作に挑戦しています!
http://kindkid-1026.hatenablog.com

 

▽そもそも、旅大学とは?

旅大学は、「旅を学ぶ、旅から学ぶ」をコンセプトに、広い世界と新しい自分の発見が出来る授業に参加できる新しい形の学び場です。学びのスタイルは様々、教室の場所も様々。講義形式の授業やワークショップ、コミュニケーションのある交流会など、いろんな形式でゲスト講師と一緒に学ぶことができるのが特徴です。

 

そして、新しい学びの場である「旅大学」は旅を愛するたくさんの皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。新しい時代が始まる時はいつだって新しい形の学び舎が創られています。そんな学びの場所を、そんな新しいコミュニティを、旅好きなみなさんと一緒に作れたら最高です。

 

年間80回近く行われているので、是非沢山参加して下さい!皆さんにとって新しいコミュニティとなれば嬉しいです。1回1回の講座を大切に、参加者のみなさんで密にコミュニケーションを取っていければと思います!

8割以上の方が1人で参加をされるので、是非気軽に来て下さい!そして、旅大学のコミュニティを通じて世の中をもっともっと素敵にして行きましょう!



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