写真で旅をもっと楽しく。一泊二日のカメラ合宿レポート!

旅先では常に行動を共にして、数々の想い出を共有するための大切な存在・パートナーとなるであろう一眼レフカメラ。

でも扱いが難しいから今までオートでばかり撮っていた。旅の風景をもっと素敵に撮りたいのに、よく分からない。という人も多いのではないでしょうか?

でもやっぱりそれって、もったいないな〜。せっかくなら、少しでも使い方を知りたい!という声にお答えして、今回は「カメラを使って旅をもっと楽しくしようよ」というコンセプトのもと、講義時間を一気にドーーンと取るために、なんと!旅大学初の合宿スタイルでの講座となりました。


よし!たった3つだけ覚えよう!

F値、シャッタースピード、ISO感度

カメラを操作する際の初歩中の初歩。でも考えれば考えるほど頭がこんがらがっちゃう・・・。上田さんは一つ一つ実際の写真を見せながらわかりやすく説明してくれました。この三つは、要するに、自分の表現したい写真をどういう風にすれば実現できるか、という表現方法なのです。

構図
基本の構図について。人物•対象を写真のどの位置に持ってくるのかを考えます。プロ達にはそれぞれの好きな構図、得意な構図があって、そこで個性が出てきたりもするのだとか。要するに、構図を考えるという事は、表現したいものの主役をどう魅せたいかという事なのです。

早速だけど、オート撮影禁止!

「え〜!?」という声が聞こえてきましたが、大丈夫です、そんなにスパルタではありませんでしたよ〜。

実はカメラにはAvモード・Tvモードという設定があって、F値かシャッタースピードを自分で考えたら、それ以外はカメラが考えてくれるという便利なものがついているのです。慣れないうちはそこから始めて、カメラが決めてくれた設定を参考にして徐々に全部できるようにしていこう!との事でした。

「オート撮影は、カメラが設定も全部決めてくれる。綺麗な写真は撮れるけど、そこに自分の想いは入らない。」

例えば、滝の流れている感じをこう表現したいっていう考えを持っている時に、オートで撮ると綺麗には撮れるけど、そこに自分の表現は乗らない。もっと水の流れをこういう風に表現したいんだっていう想いを乗せて初めて表現・作品になれる。

写真=アート作品なのだと、改めて実感しました。

そして、うまくなるにはとにかく量稽古が必要!だって、“撮りたい!”と思った瞬間に設定やら何やらと戦っていたらシャッターチャンスはどんどん過ぎ去ってしまうのだから!慣れてきて設定もスムーズに出来るようになったら、もっと自分らしい表現ができるようになって幅も広がって写真が楽しくなっていく。だから、とにかく撮って撮って撮りまくるんだ!!

ということで、早速数名の班に分かれてフィールドワークに出ましたよ〜


いざ、実践!

 合宿地となった浜金谷は海の森もあるところ。グループごとに、好きなロケ地を探して作品を撮っていきます。

“あれ、F値ってどうやったらボケ感が出るんだっけ?”
“真っ白になっちゃう〜、どうしたらいいと思う?”

時にはグループのメンバーに相談しながら試行錯誤。一人でひたすら悩む事なく、仲間にアドバイスをもらえるという“カメラ仲間”がいる楽しさを感じられました。フィールドワークの後は、それぞれ“これはどういう意図で撮りました“と発表しつつ、上田さんによる講評タイムです。

参考に私のものを載せてみますと・・・

これは、山の向こうの目的地を目指した時に登った、ながーい階段を写したもの。上の方に小さくメンバーが写っていて、グループの頑張りを表現しましたwもう少し階段の斜面感を表現したかったのですが・・・・。

という写真に対して
・さらに急な角度をつけたい時は、もっとしゃがんで階段に近づいて撮る。
・もしかしたら階段と人物以外の森が“余分な情報”として広く入りすぎているかも知れない。目立たせたいものだけをスッキリと入れてあげることも大事。

というフィードバックをいただきました。

他のみんなも
・ここは、もうちょっとシルエットにしたかったんだけどあんまりならなかった・・・。
→「それは、シャッタースピードをあげるか、F値を上げるか」

・この木をもうちょっと目立たしたかったんだけどうまくできなかった。
→この場合は、もうちょっとアングルを変えて・・

などなど、それぞれうまくできなかった所や質問に対してアドバイスをもらいました。

「単なる記録写真じゃなくて、自分が表現したい事がなんなのか明白にする事。
そしてそれを表現するにはどうしたらいいのかを考える。」

写真の中での主役は何なのか。それをどう写したいのか。
背景をボカす、明るくする、暗くする、海を移す範囲を変えてみる、船を写す・・・こうやったらもっと面白くなるんじゃないか、という事を考えていく。

「ただ、写真を撮るという行為から、一歩進んだところに行って欲しい。
そのためにはオートじゃだめなんだ。」

全員がオートからの卒業を第一目標としている今回の講座。
1日目にしてだいぶ目標に近づくことができたんじゃないでしょうか?

自分のだけじゃなく、仲間の写真も見て話し合えることで、刺激も受けられるし、一人でやるよりも何倍も成長の早さを実感できました。


お楽しみのバーベキュ〜

年齢も仕事も生い立ちもバラバラなメンバー。

一堂に会してバーベキュー大会です♪

美味しいお肉を食べながら講座中に聞けなかった質問をするも良し、仕事の話をするもよし。実際の世界一周経験者たちの生の声を聞きながら旅に思いを馳せるもよし。プライベートな事を、ここぞとばかりに質問攻めするもよし。(でも、やっぱり一番盛り上がったのは、恋愛の話だったねっ!)

どんな講座かも重要だけど、その場所にどんなメンバーが集まったかという事も、とってもとっても大事な要素。カメラ仲間・旅仲間として集まったメンバーたちとの語り合いは深夜まで続きました。みんなで“合宿“という良さを最大限に堪能しましたよ!


さてさて二日目!!

みんなで朝ごはんを食べたあと、早速二日目の講義開始です!今日はホワイトバランスについて。

これは写真に微妙な色味の変化をつけられるというもので、例えばカッコイイ・クールなイメージに撮りたかったら青の色味を足してみる、あったかい・優しい雰囲気にしたかったら赤みを足してみるというものです。つまり、その場の空気をどういう風に演出したいかという想いを乗せる事ができるのです。

また、写真がうまくなるコツも教えていただきましたよ〜
1.いつもカメラを持って出かけよう!
→日常に転がっているシャッターチャンスを拾いにいこう。撮る機会が増えれば設定も早くできるようになるし、視野を広げることができる。

2.好きな写真を見つけよう!
→こういう写真をとりたいな〜と思って、真似しているうちにうまくなっていくというパターン。写真は、自分が“好きだ”と思えるものをガンガン撮ってナンボです。

3.カメラ友達を見つけよう!
→カメラを持って一緒にお出かけしてみよう。操作が分からなくなったらいつでも聞けるし、同じ場所に行っても全然視点が違ったりして面白いし、意見交換したりSNSで共有すれば楽しさが何倍にもなる。

“共有”できるというのが写真のとっても大きなポイント。

「カメラというのは時間を定着させる事ができるもの」
その瞬間の風景と情景を真空パックして持って帰れる。後から見直すたびに何度でもその時の景色・情景・想い・においがよみがえる。追体験できる。もちろん自分自身の思い出にもなるし、旅仲間と現地の情報交換もできるし、SNSに載せれば、旅に出てない人たちにもその経験をシェアできる。とにかく、楽しむことがイチバンなのです!

さぁ、お次は昨日の質問•復習を踏まえて早速、フィールドワークに向かいました。

昨日とはまた違う場所を探検&撮影。一つ新しい表現方法を習ったから、それだけでまた何倍も表現の世界が広がります。

約3時間のフィールドワークの後はお待ちかねの講評タイム。
またまた私の例を挙げますと・・・・


これは、理髪店の写真。昔から続いていて、お客さんと共に時を重ねてきた、というあったかい雰囲気を出したくて赤めのホワイトバランスで撮りました。(鏡には私と、メンバーのルイスさんが写っています)ちょっと全体的にごちゃごちゃしてしまったかな・・・という不安もちょっとある一枚です・・・

これに関しては、
・物語性があって、とっても良い雰囲気が出てる。
・椅子がもう少しシンメトリーになる位置を探すか、もしくは、自分をど真ん中にした構図にしたらもっと安定感のある写真になったかも。
・全体の雰囲気を出したいという写真なので、周りのごちゃごちゃしたいろんなものが写っていてもおかしくないよ。
というフィードバックをいただきました。

他のみんなもそれぞれに・・・
登場人物を風が吹いてて爽やかな感じで撮りたかったんだけど、青めで撮ったら何だか不安でいっぱいの寂しそうな写真になってしまった。
→フラッシュを使って、もう少し肌の写りを明るくとってあげたら、風だけじゃなくて表情からも爽やかな感じが出てきたりするよ。

大仏の壁画を見ている二人の子供の写真。もう少し楽しそうな雰囲気で撮りたかったんだけど・・・・
→黄色味のある色で撮ってみたり、二人が何を見ているのかわかりやすくするために背景を広く撮ってあげると、もっといい表現ができるかも。

などと、感想やアドバイスをいただいていました。やっぱり、その場で他の人の意見を聞けたりアドバイスをもらえるというのは、すごく勉強になります。

旅の思い出をいつまでも大切に

最後にお伝えしたいこと。それは、撮りっぱなしで終わらせないで、という事。パソコンの中にデータを眠らせておくなんてもったいない!

「プリントしてこその“写真”オススメは、旅のアルバム・フォトブックを作ること。電源をつけないと見られないデータじゃなくて、ふとした時にパッと手にとって見れる、“形のあるもの”に残して欲しい」と、上田さんは言います。

その時しか見れない風景・感じられなかった想い・逃さなかった瞬間をまるごと閉じこめた、世界に一つだけの自分にしか作れないフォトブックを作っちゃいましょう!きっと、開く度に、またその場所に戻れる“宝物の一冊”になるはずです。

今回の気づき

憧れの一眼レフを購入したものの、たくさんボタンがあってわけわかんない。

よし!と思って撮っても、いきなり真っ白な写真になっちゃったり、真っ暗にもなっちゃうから結局オートで撮影してしまう・・・。
という、まさに宝の持ちぐされ状態だった私。

でも、そんなややこしい設定やたくさんのボタンも“感じた事を表現するための手段”として考えたら、なんだか味方になってくれた気がしました。

カメラを持ってお出かけすると、今までの何倍もいろんなところに関心を持つようになって、見えている景色が変わる。ということは、大袈裟じゃなく、自分の世界がかわるんだと確信しました!

今度は、夜景や星空も撮りに行きたいな〜。


以上、レポートは、あやでした!

言葉とココロ"が人生のテーマ。大学で心理学を学びつつ、旅と演技の楽しさに目覚める。心理士資格取得後、大河ドラマや舞台・映画に出演する一方、年間公演200回以上の全国巡業劇団メンバーとして"旅人"と"役者"の両立も経験。セリフだけでなく、自分の言葉でも想いを伝えていきたいと考えコピーライターの修行を始める。「相手に伝わらなければ思ってないのと同じこと」先輩役者の言葉を胸に、これからも"言葉とココロ"を追求していく。
出演情報&旅ブログ→http://www.ayalog.net