【レポート】自分らしさを旅を通じて考える。人生の100のリストから学ぶ、ロバートハリスの人生学

3月13日、「自分らしさを旅を通じて考える。人生の100のリストから学ぶ、ロバートハリスの人生学」の講義がTABIPPOの代々木オフィスにて開催されました。

講師のロバートハリスさんを迎え、モデレーターをTABIPPO前田塁が務めました。今回のワークショップは70名を超える方にご来場をいただき、講演後の懇談会を含め大盛況で幕を閉じました。

それでは、ロバートハリスさんの講義から「人生の極意」を学んでいきましょう。

旅大学とは?

旅大学は、「旅を学ぶ、旅から学ぶ」をコンセプトに、広い世界と新しい自分の発見が出来る授業に参加できる新しい形の学び場です。学びのスタイルは様々、教室の場所も様々。講義形式の授業やワークショップ、コミュニケーションのある交流会など、いろんな形式でゲスト講師と一緒に学ぶことができるのが特徴です。

そして、新しい学びの場である「旅大学」は旅を愛するたくさんの皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。新しい時代が始まる時はいつだって新しい形の学び舎が創られています。そんな学びの場所を、そんな新しいコミュニティを、旅好きなみなさんと一緒に作れたら最高です。

今回の旅大学は・・・

▼自分らしさって何だろう?

何かを我慢して過ごしていたり、自分が何か納得いかない状態で、過ごしていると「自分らしさ」が分からなくなってしまう事があります。それは、旅をする事で再確認できたり、もしかしたら友達と一緒に語る事なのかもしれません。 講座を通じて、自分が忘れてしまったかもしれない「自分らしさ」について考えてみては、いかがでしょうか?

▼自分が今後にやってみたい事を考える時間

これからの人生でみなさんは、どんな事をやってみたいと思っておりますでしょうか?そして、ロバート・ハリス氏は、どのような事を考え、そして実行をして来たのか。やってみたい事を考える事とそれを実行するために、必要な事について迫ります。



▼20代と30代の過ごし方を考えてみる。

旅大学の多くの受講生は、20代・30代なので、ロバート・ハリス氏の過去を振返りながら、20代、30代の過ごし方をフォーカスしてみます。そして、その時期の旅がどのような影響を与えているのでしょうか?

今回の講師紹介

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ロバート・ハリス/Robert Harris横浜生まれ。高校時代から国内、海外をヒッチハイクで旅する。大学卒業後、東南アジアを放浪。バリ島で1年を過ごしたのち、オーストラリアに渡り、88年まで16年滞在。シドニーで書店兼画廊「エグザイルズ」を経営する。また、映画、TVなどの制作スタッフとしても活躍。帰国後、92年よりJ-WAVEのナビゲーターに。現在、作家としても活躍。その独自な生き方や世界観が若者やアーティストから熱く支持されている。著書に『エグザイルス』『ワイルドサイドを歩け』『黒く塗れ!』『人生100のリスト』『アフォリズム』などがある。

1987年生まれ/元株式会社オプト勤務/TABIPPO創業メンバー。慶応大学在籍中にNYへ交換留学。「慶応生ルイスの留学×流学」はブログランキング上位の人気ブログに。約10ヶ月の留学中にボストンキャリアフォーラムにて就活も終わらせ、その後世界一周の旅へ出発。帰国後に世界一周団体TABIPPOを立ち上げる。2014年5月にはアポロシアターのアマチュアナイトで優勝したダンスユニット「NUMBERS」とともに、世界中からダンス映像を配信する世界二周の旅へ。tabippo.netのメディア編集長を務める。

▼講義内容レポート

ハリスさんの少年時代/人生の100のリストができるまで

「後ろの人が見えないから立って話そうか!」開口一番に発せられた言葉。

いつまでも若々しさを忘れないロバートハリスさん。

そんなハリスさんですが、そもそも人生の100のリストはどのような経緯で作られたのでしょうか。

一言で自分の少年時代を「変わった少年だった」と言います。そしていつか世界を旅をすると愛犬に語っていた少年の夢は、19歳の時に実現されます。

この出会いで感じた直感を信じ、人生の100のリストを旅の最後に作ることを決心します。その後日本に帰国し、日常が続く中でもリストは人生のスパイスになってくれたと言います。

人生の100のリストの作り方とは?

「何も考えず30個はみんなやりたいことが書けるけど、そこから難しい」リストは30個以降からなかなか出なくなるとハリスさんは言います。「海外旅行に行きたい」「出世する」「家を買う」など、大まかなことをあげると数十個のリストアップはできますが、そこからさらに自分の欲求を掘り下げることが、リストを作る上で最初の壁だとのこと。

それでも好きなことをやり続けることで自ずとリストが達成され、叶うことで次のやりたいことが見つけられるとハリスさんは語ります。

「書くことでそれが実現される」ことについては、2つの要因を考えているそうです。

1つ目には実際に文字にすることで自分の潜在意識に働きかけることができること。2つ目に「言魂」。実際に自分がその夢を発信する事で宇宙が働きかけてくれる力があると言います。

そして作成にあたってのアドバイスも。荒唐無稽なものや、ネガディブなことは書かない方がいいと言います。リストは誰かに見せるものではなく自分の人生に彩りを与えるもので、あくまでもあなた自身のもの。また「刑務所に入る」「離婚をする」といった項目をリストに書いたことで、本当に実現してしまい、ご自身はかなり堪えたそうです。

ハリスさんが考える、自分らしさとは?

「自分はよく分からないもの」とハリスさんは言います。しかし「自分という感覚は掴んでいる」と語ります。特にこの100のリストを作ることで自分がどんな人生を歩みたいかを知るスタートラインになったと言います。

ハリスさんも20代はやりたいことが分からず、23歳から27歳は鬱になり、プライマルセラピーというジョンレノンやオノヨーコらが受けた原初療法によって脱出をします。

今の若者への自分らしさを考える上で大事にしてほしいことは「まずは自分を大事にしてほしい」と言います。

辛い時期を乗り越えた経験があるハリスさんだからこそ生まれてくる言葉に、会場にいた方も熱いものを感じていました。

人生楽しんだもの勝ち!

質疑応答の時間では「場所を選ばずに働くノマドワークスタイルに憧れる」「海外でアブナイ経験をしたい」など仕事や旅に関する質問が多くありました。

「これからは自分がやりたいことをやっている人間は重宝される時代」とハリスさんは言います。テクノロジーが発達した今日では、自由に生きることは難しくない。まずは「自由に生きたい」と思うことが出発点と話します。

また「最近の若者は優しさはあるが無鉄砲さが足りない」「プランを立てずにやりたいことをやった方がいい」「無鉄砲で打たれ強くなれ」と力強いエールを送ってくれました。

「人生楽しんだもの勝ち」というご自身のセオリーから、若者に向けて発せられた言葉は淀みがなく、私たちにダイレクトに伝わるものでした。

まとめ

「人生の100のリストから学ぶ、ロバートハリスの人生学」と題した講義には学生や社会人、20代を中心とした多くの方が足を運んでくれました。

「ロバートハリスさんの本を読んでオーストラリアを旅して今の奥さんと出会えた!」という方も会場に来ていましたが、ひと一人の人生を変える、それだけの力をハリスさんの著書『人生の100のリスト』は持っています。

先日「旅とモノづくりブランド」PAS-POLより『BUCKET LIST/死ぬまでにしたい100のことを書くノート』が発売されました。

『BUCKET LIST』はその名の通り、死ぬまでにしたい100のことを書き留めるためのノート。ぜひこの機会に手にとって、あなたも自分の人生の100のリストを完成させてみてください。

講義を終えて

私自身ハリスさんの主催しているワークショップ「旅学」での出会いを通じて、このようなライターの仕事をしています。

半年間のワークショップを通じて100のリストを作る内容で、実際に私もリストを作成しました。

「ライターになる」ことはリストに書いていたことで、改めてリストを見返すと実現されているものもあり、不思議なものだとつくづく感じます。リストが実現される瞬間は、この世界には理屈で通用しない力もあるのだと身をもって体験できる瞬間です。リストがどのようなスパイスになってくれるか、私自身これからが楽しみです。

あなたが100のリストを作ることはこれからの人生をより刺激的に、一度きりの人生を自分らしく生きるための指標を見出すこと。

5月からは新しい「旅学」もスタートするそうです。ぜひロバートハリスさんの動向もチェックしてみてください!


 

編集・文:田倉優子