旅メディアの立ち上げから人気メディアに育てるまで。旅を仕事にする2人から学んだこと。

2月7日の旅大学は「旅メディアの立ち上げから人気メディアに育てるまで全てを語り尽くす時間」の講義を開催しました。 旅大学ではお馴染みの、川崎にあるON THE MARKSで講義が行われました。  

TABIZINEの須沢悠さんと、TABIPPOの前田塁さんを講師に迎え、旅メディアの立ち上げから、現在に至るまでの話を聞き、旅のメディアの作り方について学んで行きました。

トークセッション後には、ワークショップを行い、さらにその後、ON THE MARKS特製の美味しい料理を囲みながら交流会を行いました。 それでは、今回学んだ内容をレポートしていきたいと思います。  

旅大学とは

daigaku (2) 旅大学は、「旅を学ぶ、旅から学ぶ」をコンセプトに、広い世界と新しい自分の発見が出来る授業に参加できる新しい形の学び場です。 学びのスタイルは様々、教室の場所も様々。

講義形式の授業やワークショップ、コミュニケーションのある交流会など、いろんな形式でゲスト講師と一緒に学ぶことができるのが特徴です。  

そして、新しい学びの場である「旅大学」は旅を愛するたくさんの皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。 新しい時代が始まる時はいつだって新しい形の学び舎が創られています。そんな学びの場所を、そんな新しいコミュニティを、旅好きなみなさんと一緒に作れたら最高です。  

今回の旅大学は・・・

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◎旅から帰って来て、どのような情報を流そうと思っているのか。

旅に行って、感じる事は人さまざまだと思います。旅の情報を発信するメディアは日本にも様々ありますが、まずは現状の旅のメディアについて色々見ながら立ち位置を考えてみます。国内にある旅のメディアは、どのようなものがあるのでしょうか。

◎旅のメディアを立ち上げるために最初にする事

実際に、メディアを立ち上げるために、まずどのような事から始めればいいのでしょうか?どんなステップや手順を踏んでメディアを作り上げていくのかについて、学んで行きます。

◎メディアを立ち上げた後の運用の方法/拡大のさせ方

メディアを作ってからの運用の段階に入るとどのような事が大変なのでしょうか?そして、そのメディアを拡大していくために必要な事とは?その過程について、学んで行きます。

◎メディアを運営する事のやりがいや楽しみとは?

メディアを運営をしながら、どんな時にやりがいを感じるのでしょうか?メディア運営の楽しさ、やりがいについて深掘っていきます。

◎どんな旅のメディアを作ってみるか考えてみる

今回は、どんな旅のメディアを作ってみたらいいのか、参加者の皆さんで考えてみます。新しい考えが得られるかもしれないですし、一緒に立ち上げるメンバーが見つかるかもしれません。  

講師紹介

yu-suzawa講師バナー(1) 1983年生まれ。2010年に某インターネット企業を退職後、サッカー南アフリカW杯を皮切りに世界一周開始。世界一周から帰国後は「旅」を仕事にという決意のもとWEB専業旅行会社に就職。2013年9月に旅メディア「TABIZINE(タビジン)」を立ち上げ、現在も企画、運営、提携などメディア成長に邁進中。真っ当なサラリーマン生活を送りながらも旅人の心は忘れないよう、年に5回以上は海外に行っている。  

プロフ画像1-e1430398883788 1987年生まれ/元株式会社オプト勤務/TABIPPO創業メンバー。慶応大学在籍中にNYへ交換留学。「慶応生ルイスの留学×流学」はブログランキング上位の人気ブログに。約10ヶ月の留学中にボストンキャリアフォーラムにて就活も終わらせ、その後世界一周の旅へ出発。帰国後に世界一周団体TABIPPOを立ち上げる。2014年5月にはアポロシアターのアマチュアナイトで優勝したダンスユニット「NUMBERS」とともに、世界中からダンス映像を配信する世界二周の旅へ。tabippo.netのメディア編集長を務める。  

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▼講義内容レポート


メディアはどうやって立ち上げていったのか?

12657225_1242379329112499_5707896913535222652_o TABIZINE DeNAトラベルを運営している中で、旅行を決めた人しかサイトに訪問しないという状況を変えるために、TABIZINEを立ち上げたのが始まりだったそう。 最初は須沢さん一人で立ち上げを行い、名前を決めることから始まりました。

ライターには実際に女性誌を書いている人や、旅行好きなプロのライターにお願いして書いてもらっています。その理由は他のメディアと差を出すためだそうです。 TABIPPO 始まりは学生の時に立ち上げたアメブロでした。

VISAの取り方、世界一周航空券の使い方などの記事を書いていたが、文字の大きさも色も画像の大きさもバラバラで統一感がなく、今では到底見せられるような物ではなかったそうです。 2014年の11月頃アメブロから、ライターにお願いして書いてもらうようになり、去年の夏頃にトラベルライターを募集し始めました。

すると今まで接点がない人からも問い合わせが来るようになったりと、新しい繋がりが増えていきました。  

良い記事を生み出すために心掛ていること

12697219_1242402455776853_7473483931513035005_o TABIZINE ただのまとめ記事にならずに、その人の感情や気持ちだったり、ライターの主観が入っているものがいい記事。いいコンテンツを出し続けたり、それをコツコツ続けていくことが大切。

昨年流行ったものは今年も跳ねる確率が高いので、昨年のこの時期に流行ったもの、話題になったものを調べていくとPV数も上がりやすいと分析していました。 TABIPPO その人なりの物語や内容だったり、検索しても出てこないような記事は有機的である。

トレンドをつかむこと、絵になる、キャッチーであること、この3つが話題作りの上で大切になってくる。 今まではテレビを見ていない人が、見に来てくれていたけど、それだけじゃ幅が広がらないので、テレビを見ている人に向けての情報を発信していくようにしている。やっぱりトレンドはテレビだということに気付いたそうです。  

これからどんなメディアを作っていきたいか?

12657343_1242396425777456_4612280355201163603_o TABIZINE DeNAを有効に活用していきたい。まず記事を読んでくれた読者のモチベーションを上げ、入り口を設けて、出口まで導いていくという流れを作っていきたい。 そして旅×動画をどう繋げていくのかを試していきたいと語ってくれました。旅×動画は私自身も興味があるので、ぜひ実現してもらいたいですね。

TABIPPO 旅に行った人に視点を当てるより、旅に行ったことがない人や旅に興味がない人、ブレーキがかかっている人に、強引に旅に行かせるようなメディアにしていきたい。 また1人1人に合ったおすすめの記事や場所を提案したり、ユーザー別に個別化していきたい。受け身ではなく、発信していく側でいたいと語ってくれました。

自分に合わせておすすめの記事や場所を提案してくれるサービスはあまりないので、実現すると話題になると思うし、新規ユーザーを獲得できそうですね。  

ワークショップ:旅の新しいメディアを立ち上げよう!

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今回のワークショップの課題はこちら。

課題:旅の新しいメディアを立ち上げて下さい!  

6~7人で一つのグループになり、メディアのタイトル、コンセプト、ターゲットや特徴なども含めて一緒に考えました。ほぼ初対面の人同士でしたが、旅好き同士、話も弾んでいました。 それでは、5グループの中から考え出された旅のメディアをご紹介いたします。

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1. おじいちゃんが旅をする「ジートリップ」

◼︎コンセプト 旅の概念を覆す、おじいちゃんに焦点を当てたメディアです。おじいちゃんが人生の最後に旅をして絶景の写真を撮りメディアに載せる。
◼︎ターゲット 日本人口全員。みんなに見て欲しい。
◼︎特徴 写真と文字がある。おじいちゃんにフォーカスをしたメディアにする。

2. バーチャル映像を体験「TAVR(タブイアール)」

◼︎コンセプト リアルな旅を疑似体験しよう。バーチャル映像で旅の疑似体験ができる。
◼︎ターゲット 旅に行ってない人、病気で出かけられない人、お金はあるけど実際に自分の足で行く機会がない人、アジア圏の人とかでVISAの関係でその国に行けない人に見て欲しい。
◼︎特徴 その国の映像をバーチャル映像で見せて旅を体験してもらう。 旅を迷ってる人に映像を見せて旅への意欲を沸かす。 12698303_1242406232443142_1266184555428174550_o

3. 女性の一人旅を支援する「男子禁制 男禁トラベル」

◼︎コンセプト 女性の一人旅のサポートや旅に関する情報提供をする。
◼︎ターゲット 一人旅をしたい女性、一人旅をしたことがある女性 
◼︎特徴 完全に女性向けのメディアを目指す。安全・安心なスポットの情報を提供したり、旅に限らず、ファッション、雑貨、お土産など女性がワクワクするものを発信していく。一人旅にいきたい人、行ったことがある人との交流を図る。一人で行きたい人が集まったら何人かで行くのも面白いと思う。旅行会社と共催できたら面白い企画が作れそう。

4. 地球の歩き方の動画版!「どうがいろ」

◼︎コンセプト 動画のトータルサイト、地球の歩き方の動画版。
◼︎ターゲット 今旅をしている人。
◼︎特徴 ブログではいろんな情報が拡散しているので、街中の行き方とか、チケットの買い方とかを動画で発信していく。

5.  旅と車の旅「たびーくる」

◼︎コンセプト 旅×車を融合させる。
◼︎ターゲット 車旅をしたいけどできていない人。
◼︎特徴 車旅の不安解消を目的とする。車旅で実際にあったトラブルなどのNG集を集め動画で配信する。ドライブコースの紹介。  

そして講師の二人が選ぶ最優秀メディアはこちらでした。

須沢賞:おじいちゃんが旅をする「ジートリップ」

旅行業界はシニアを中心に回っているのでとてもいいなと思った。旅行会社はそういった人が集まるところに広告を出したかったりする。若者が旅離れをしている中、シニアの旅人が多いので現実化しそう。

前田賞:女性の一人旅を支援する「男子禁制 男禁トラベル」

女性の旅メディアがいっぱいあるので、どう抜け出すかが課題。恋愛面などの話をするコミュニティーだったり、ディープな方面に持っていければいいと思う。  

まとめ

今回の講義では、旅メディアの立ち上げから現在に至るまでを講師2人のトークセッションを交えながら学んでいきました。 旅メディアは強い信念を持っていないと運営できず、常に新しい情報やサービスを生み出す必要もあります。常に面白い情報やサービスを提案し続けようとしている2人の話を聞くと、これからの旅メディアの活躍にますます期待ができますね。  

講義を終えて

12615282_1242410259109406_5353277332349138214_o 今回の参加者は8割方が社会人で、2割は学生の方々でした。社会人が多いということで、旅メディアに興味を持っていたり、旅を仕事にしたいと考えている人が多いのだということを実感しました。 参加者の方々の熱も感じられ、ワークショップでも旅好きなもの同士、どんなメディアが必要か、どんなコンセプトにすれば読者の方が喜ぶのか、熱心に討論していました。  

ワークショップ後の交流会では、ON THE MARKS一押しのクラフトカレーやクラフトビールなど、とても美味しい料理を囲みながら旅の話をしたり、これからやりたいこと、これから行きたい国の話などをして盛り上がり、交流を深める時間になりました。

今回の講義を聞いた方が、実際に旅メディアを運営したり、自分の体験を綴るライターになったりと「旅」を仕事にする人が増えると面白いですね。 そしてそのメディアを見た人が、旅に出たり、旅を仕事にしたりと、一つのメディアを通していろんな繋がりや輪が広がっていく。それがその人の背中を押したり、人生を変えるような旅の一歩になると素敵だと思いました。

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