連日満員の代ゼミ人気講師が開催する「旅を深める世界史~スペイン編~」に行ってきた

おはようございます、なっつです。

突然ですが、私は暗記科目がとても苦手です。

 

photo by flickr  ( UBC Learning Commons)


社会とか…

歴史とか…


青いペンで書くと覚える!とか、ヒトの脳的に暗記科目は午前中にやると良い!とか
大学受験を経験した私から一言。

あんなの嘘です。泣

世界中のことなんて覚えてられないので、日本史選択で挑んだ大学受験。
そこそこ日本史も頑張ったけど限界を感じて、今の大学には2教科受験(英語・国語)で入りました〜!笑


そんな私にみっちーこと恩田みちのり氏から
「今週、有名塾講師の方がやってくれるスペイン史の旅大学があるんだけど、なっつ来ない?」と連絡が。


世界史なんて中3ぶりだしわかるかな…
いやわかんないでしょ…
スペイン行ったことないし…
ていうかみっちー理系やん…

 

はい、彼の顔圧に負けて行ってきました。


*旅大学とは!

広い世界と新しい自分の発見が出来る授業で、誰でも参加できる新しい形の学び場となればと思っております。学びのスタイルは様々、教室の場所も様々あります。講義形式の授業やワークショップ、コミュニケーションのある交流会など、いろんな形式でゲスト講師と一緒に学び考える事ができるのが特徴です。

そして、新しい学びの場である「旅大学」は旅を愛するたくさんの皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。毎回少人数で開催しており、講師とみなさんとの距離は勿論、みなさん同士の距離も近く、ゲストハウスで流れるようなゆったりした時間にしようと思っております。


* ドキドキしながら授業当日!

今回は、見た感じ年齢層が広いです。
スペイン史と聞いてレアルマドリードのロゴ入りパーカーを着てきた少年や、旅経験の豊富そうなお姉さんまで、40名ほどの生徒さんがいらっしゃるようです。

まずは机ごとに自己紹介。
何十カ国も旅している人や、高校を卒業したばかりの人、やはりいろんな人が集まってくれています。
これは授業後の交流会も楽しくなりそうな予感。


* どうして世界の歴史を学ぶのか?

photo by flickr ( David Boyle in DC)


面白いのかな〜と半信半疑で挑んだ今回の旅大学。

講義に入る前に、まずは佐藤先生が世界史を知ることの意味をお話ししてくれました。

「自分の国のことを知るのはとても大切なことです。でも外国人相手に、日本の話をつらつらと話すよりその相手の国の話をすることができたらいいと思いませんか?」


それを聞いてこんなシーンを思い出しました。

先月エストニアを訪れた時のこと。
現地人の友達が住んでいる寮に遊びにいく機会があり、日本の文化や言葉が大好きと言ってくれる彼女が、紅茶を振舞ってくれました。

「美味しい?」と聞かれたので私は当然「美味しいよー!ありがとう」と答えると、「日本人はどちらにせよ美味しいって言うから不安だわ」と言われました。

確かに人からもらったものに”これは私の好みじゃない”とか”もうちょっと薄めがよかった”など自分の嗜好を主張する人は日本ではあまり見かけませんよね。

彼女が淹れてくれた紅茶は実際に美味しかったのですが、遠い地にいる彼女が日本の民族性を知っていてくれたことに、なんだか嬉しい気持ちになりました。


* 抜き打ちテストに困惑

いよいよ講義が始まります。
と思ったら手元には空欄だらけのプリントが3枚。

まさか…と思っていると、

「はい、やってみてくださ〜い」

記憶をたどって答えを絞り出しますが、みなさんちょっと苦戦している様子。

もちろん、交換して答え合わせ!なんてことはしないのでできなくても全然大丈夫。
やはり勉強した時期が数年前である大学生はさすがの正解率でした。


* いよいよ講義スタート

それにしても板書を見てノートをとるなんてとても久しぶり。
ボードとスクリーンに映る画像を見ながら、授業が進められます。

・スペインの起源
スペインの歴史は、遡ること4万年前頃から。
クロマニヨン人がアルタミラという地に入り、その頃牛が神聖なものとして崇められていたことが壁画などに残っていて、現在のスペインの牛追い祭り(サン・フェルミン祭)につながっているそうです。
毎年死者が出るほど、激しいお祭りとして有名ですね。

勇気と、怪我をしない自信のある方は今年2017年は7月の二週目あたりの開催なので、時期を合わせて行ってみてください。

紀元前3〜2世紀になり、スペインの中心部はカルタゴvsローマの戦いに勝利したローマの土地となりました。

「ありがとう」を表す“Gracias!” “Grazie!”などスペイン語とイタリア語が似ているのは単に距離が近いからではなく、もともとローマ領であったことに起因していたんです。


・キリスト教とイスラム教が混ざる?!

岩山「ザ・ロック」がそばにあり、東側からの進入はザ・ロックの崖の横スレスレを進入しなければならないため、”世界でもっとも危険な空港”と称される空港がある現在のジブラルタル。

711年、イスラム教徒であるタリクという人物が半島を征服します。
占領したこの場所は、アラビア語で”タリクの山”という意味の「ジャバル・アル・タリク」と呼ばれていました。

それが由来となって、”ジブラルタル”という地名がついたそうです。


世界中を旅しているTABIPPOスタッフも「へぇ〜」と声を漏らす情報がたくさん。地名の語源が人の名前だったとは、驚きです。


そしてもともといたキリスト教徒たちは占領されたことにより半島の上の方に逃げます。

半島を横に割って上がキリスト教、下がイスラム教、その境目を争って長きにわたり戦争が起きていました。

その期間なんと700年!

世界史でもっとも長い戦争と言われているのがこのキリスト教徒イスラム教の争いです。

photo by flickr( the very honest man)

とても美しい建築ですね。スペイン観光に行ったことのある人は印象の強い人も多いのではないでしょうか。

これはメスキータといって外からみるとどう見てもイスラム建築ですが、中に入ってみるとキリスト教の教会になっています。

これはキリスト教が再征服したものの、綺麗すぎて壊せない!と中心部だけ教会に作り変えたのです。長い時間争った結果、キリスト教とイスラム教が混ざったような建造物ができ上がったということです。

素敵な建造物ができた理由をさらっと言えたらなんだかかっこいいし、歴史を知ってるのと知らないのとでは目に映る色も変わってくる気がします。

旅に行く前にその国のことを知っていた方が楽しいかも、、、と思ってきました。

 

・領土問題

1713年に、ジブラルタルをイギリスが占領します。

未だにイギリス領として存在しているのですが、その代わりにスペインは海峡を挟んですぐの、モロッコにあるテウタという場所を占領します。

「返して欲しい!」「ここは私たちの国の領土です!」と毎年開かれる国連総会で問題に取り上げられますが、300年経った今でもなかなか解決しないのが現状です。

日本も領土問題で何かと問題が起きていますが、その発端は150年ほど前から。世界全体に目を向けて長いスパンで見てみると、まだ最近の話とも言えるかもしれません。


・大航海時代

インドへの航路を発見したとされる冒険家バスコ・ダ・ガマや、世界一周を達成したマゼランもポルトガル人。

いち早く大航海時代に入ったのはポルトガルだったんですね。

当時の国の位置関係によって、イスラム教再征服をする必要が周りの国よりも早い時期になくなったため、国の外に出よう!という動きが起こったそうです。

さすが旅好き集団、”未開の地を見つけた”とか”世界で初めて”などの言葉に目がキラキラしています。


・アイデンティティの強いスペイン

この記事内で紹介したほんの一部だけ見ても、それぞれの地域に様々な歴史があります。

国としての結びつきよりも、その地域としてのアイデンティティの方が強いと言われているスペイン。
フランク王国が作ったバルセロナが今もパリのような景観を保っていることからも読み取れます。

スペイン人は自分が育った地域にものすごいプライドを持っていそうですよね。

 

*交流会で乾杯♫

お勉強した後はみんなで楽しく交流会。
席替えしたりもして、最近した旅の話などで盛り上がります。

みんなが口を揃えて言っていたのは、佐藤先生引率でスペインに行きたい!!ってこと。笑

代ゼミの教え子さんたちとは何回か一緒に旅に出ているようなので、ぜひ一般の私たちも連れて行って欲しいです!

 

* 歴史って楽しいかも。。

photo by Yuuki Oshima

久々すぎて何を言っているかわかるかどうか不安な世界史の授業でしたが、素直に楽しんでいる自分に驚きました。

授業は当初90分の予定が120分に。でもテストや、受験に向けてなどの変なプレッシャーがないのと先生の面白い授業のおかげで心から楽しんで聞くことができました。

しかも、スペインと聞いて割とすぐ思い浮かぶサッカーやご飯などの話は一切なし。

それでいて飽きさせずに、わかりやすく写真や画像をたくさん使って、講義をしてくださった佐藤先生、さすがです。

ただ教科書を見てこれは”誰々が作った建造物で〜”とか”西暦何年に戦争が始まって〜”とか永遠に聞いていても睡魔に襲われそうですが、
実際に足を運んで直接見たことのある先生から聞けるお話は、リアルさが格別で自分も直接見に行きたい!と旅欲を掻き立てられました。

高校生の時に先生に出会っていたら、世界史大好きになって偏差値上がっていたかもー!なんて思ってしまった2時間でした。

ワーホリ加盟国に追加されたことで最近話題になっているスペイン。次の旅先の候補に入りそうです。

皆さんも世界史の授業を受けて、楽しく歴史や情報を頭に入れてから気になった国に飛んでみるのはいかがですか?

次回のドイツ史旅大学(?)も、楽しみです!